cmsカスタマイズで失敗しない判断軸と運用改善の完全ガイド現場実例付き

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CMSカスタマイズに手を入れるたび、管理画面が複雑になり、更新ミスと属人化だけが増えていないでしょうか。WordPressやPowerCMS、baserCMS、concrete5、Drupalなど、どのCMSを使っていても、「どこまでカスタマイズで延命し、どこからCMSの種類変更や再構築に踏み切るか」を誤ると、運用コストとリスクだけが膨らみます。

本記事は「CMSとは何か」をなぞる解説ではなく、CMS構築とは本来どのようにワークフローや権限、承認プロセスまで設計すべきかを、現場の失敗例とリカバリ手順まで含めて整理します。テンプレートやカスタムフィールドをどこまでいじってよいか、金融・医療・大学などコンプライアンスが厳しい業種で何がNGになるのか、ベンダーや制作会社をどう比較すべきかまで、判断軸を具体的に言語化します。

この記事を読むと、今のCMSカスタマイズを延命するのが合理的か、静的CMSや無料CMSからの乗り換えを含めて再設計すべきかを、自社の運用フローに即して即断できるようになります。更新が止まりかけているサイトを立て直したリアルなケーススタディも示しますので、今のやり方に少しでも不安があれば、この段階で引き返さないこと自体が損失になります。

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  1. いまのcmsカスタマイズが“限界サイン”を出しているときの3つの症状
    1. いつの間にか誰も触りたがらない管理画面になっていないか
    2. プラグインとモジュールを積み上げてアップデートのたびテスト地獄になるcmsカスタマイズの落とし穴
    3. 「SEO強化」と「デザイン統一」が目的だったはずのcmsカスタマイズが、運用側では儀式化してしまうケース
  2. cmsカスタマイズとは何かより「cmsカスタマイズをどう運用するか」を先に決めるべき理由
    1. cmsカスタマイズと構築は「コンテンツとワークフローと権限と運用フロー」の設計がすべて
    2. オープンソースcmsや商用パッケージとフルスクラッチはカスタマイズへどう影響するか
    3. 金融や医療や大学でcmsカスタマイズの管理や承認プロセスに求められる本当の条件
  3. やっていいcmsカスタマイズとやった瞬間に将来詰むcmsカスタマイズの境界線
    1. テンプレートやデザインの調整で止めるべきパターンと構造ごと見直すべきパターン
    2. カスタムフィールド設計で「1画面に詰め込みすぎた」ことによるcmsカスタマイズの典型運用事故
    3. 承認ワークフローや権限設定をcmsカスタマイズでやりすぎた結果、社内規程と矛盾してしまう怖いケース
  4. 管理画面カスタマイズで“更新ミス”を激減させるcmsカスタマイズ設計術
    1. ダッシュボードとメニューは「担当者別タスク起点」にcmsカスタマイズで再設計する発想
    2. 画像やメディア管理とスケジュール公開やバージョン管理を「誰がどこまで触れるか」でcmsカスタマイズにより整理する
    3. WordPressやbaserCMSやconcrete5やDrupalやPowerCMSでよくある管理画面カスタマイズのつまずきポイント
  5. cmsカスタマイズを継続すべきかcmsの種類を変えるべきかを見極める判断フレーム
    1. いまのcmsカスタマイズを延命する方が合理的なケースと静的cmsからの移行で気をつけたいこと
    2. cmsの種類を変えた方が総コストが下がるケースとその見抜き方
    3. cmsカスタマイズによる会計や基幹システムやグループファイナンス連携時の注意ポイント
  6. 実務で本当に起きているcmsカスタマイズの失敗例とプロが現場で取ったリカバリ手順
    1. 「最初は順調だったのに、2年目から更新が止まったcmsカスタマイズ」のリアルケーススタディ
    2. ベンダーと担当者のメールやチャットから見える“すれ違いパターン”と要件定義で陥りがちな落とし穴
    3. テンプレートと運用フローを最小限のcmsカスタマイズで立て直したプロセスと工数や期間や費用感の本音
  7. ベンダーや制作会社にcmsカスタマイズを相談するとき絶対に外せない比較ポイント
    1. 「cmsおすすめ」や「cmsランキング」だけで比較してはいけないcmsカスタマイズの決定的な理由
    2. 実績ページや制作事例では見えない支援体制と運用フロー理解度のcmsカスタマイズチェック方法
    3. 見積もりで見るべきは金額より「運用フェーズの工数と支援スコープ」にフォーカスしたcmsカスタマイズの真実
  8. 社内WebDXを加速させるcmsカスタマイズ運用体制と担当者が今日からできるセルフチェック
    1. Webチームや情シスや経営層まで巻き込めるcmsカスタマイズ運用フロー図の描き方
    2. 小売業や製造業や大学など業種別に起こりがちなcmsカスタマイズ運用の行き詰まりポイント
    3. 静的cmsや無料cmsからステップアップするなら無理なく進めるcmsカスタマイズの道筋
  9. NewCurrentがcmsカスタマイズを“技術の話だけにしない”理由
    1. WindowsアップデートやセキュリティやSEO運用の経験から見えてきたcmsカスタマイズ共通リスク
    2. cmsカスタマイズ機能比較より「運用プロセス」と「トラブル未然防止」の設計が重要になる背景
    3. 情報発信と取材で浮かび上がったcmsカスタマイズとWebDXの“ちょうどいい距離感”
  10. この記事を書いた理由

いまのcmsカスタマイズが“限界サイン”を出しているときの3つの症状

いつの間にか誰も触りたがらない管理画面になっていないか

最初は「更新しやすいはず」だった管理画面が、気付けば社内でこう呼ばれていないでしょうか。

  • 怖いから触りたくない

  • 一度開くと閉じるのに勇気がいる

  • 前任者しか構造を知らない

よくある原因は、専門用語だらけのメニュー構成と、1ページに詰め込み過ぎた入力項目です。SEO向けフィールド、デザイン調整用のチェックボックス、ABテスト用タグ…と追加していくうちに、「広報担当が週1で見るUI」ではなく「制作会社のエンジニアだけが理解できる操作盤」になってしまいます。

私の視点で言いますと、属人化した管理画面は、セキュリティ事故や情報漏えいの温床にもなります。触れる人が少ないほど、誤操作のレビューもされず、「誰が・いつ・何を更新したか」のトレースが困難になるからです。

典型的な危険サインを整理すると、次のようになります。

症状 現場で起きていること 放置したときのリスク
メニューが多すぎる 目的の機能にたどり着くまで3クリック以上 更新頻度が落ち、情報が古くなる
入力欄が細かすぎる 毎回マニュアルを見ないと投稿できない ミス投稿・未入力・公開遅延
表示ルールが複雑 触るとレイアウト崩れが頻発 デザイン品質の低下・ブランド毀損

この表のどれか1つでも当てはまる場合は、すでに限界サインが点灯していると考えた方が安全です。

プラグインとモジュールを積み上げてアップデートのたびテスト地獄になるcmsカスタマイズの落とし穴

WordPressやbaserCMS、concrete5、Drupal、PowerCMSを長く運用していると、「とりあえずプラグインで解決しよう」という判断が積み重なります。導入当初は早くて安い解決策に見えますが、数年後に次のような状態に陥りがちです。

  • どの機能がどのプラグイン由来か把握できない

  • バージョンアップ前に、全ページの目視チェックが必要

  • テスト用URLや旧テンプレートが温存され、ブラックボックス化

ここで問題なのは、設計資料と運用ルールがないまま機能だけ増やしていることです。テストのたびに制作会社へ追加費用が発生し、結局アップデートを後ろ倒しにしてセキュリティリスクを抱え込む、という悪循環が珍しくありません。

プラグイン増築の判断 短期メリット 中長期デメリット
とりあえず追加 すぐ要件を満たせる 管理画面が複雑化
設計してから追加 初期工数は増える テスト範囲をコントロールしやすい

テスト地獄から抜け出す第一歩は、「今入っている拡張機能を棚卸しし、役割が重複しているものを整理する」ことです。これは技術というより、情報管理の問題だと捉えた方がうまく進みます。

「SEO強化」と「デザイン統一」が目的だったはずのcmsカスタマイズが、運用側では儀式化してしまうケース

SEO担当や制作会社の提案で、タイトル、ディスクリプション、構造化データ、OGP、CTAボタン色…と入力項目を増やした結果、現場ではこのような声が出るケースがあります。

  • 「全部、前の記事からコピペして埋めているだけ」

  • 「埋めないと怒られるから、とりあえず何か入れている」

  • 「意味は分からないけど、空欄にしない儀式になっている」

ここで起きているのは、“入力の目的”と“評価の軸”が共有されていないままフィールドだけ増えた状態です。SEOやデザイン品質を上げるはずが、作業時間を奪うだけのルーティンとなり、ページの中身に割くべき時間が削られてしまいます。

儀式化しているかどうかは、次の観点でセルフチェックできます。

  • その項目を空欄にしたとき、どんなデメリットがあるか説明できるか

  • 「埋め方の良し悪し」をレビューする仕組みがあるか

  • 実際の検索順位やコンバージョンと紐づいた振り返りをしているか

1つでもNOなら、入力項目が目的から切り離されている可能性が高いです。SEO強化やデザイン統一は重要ですが、現場の運用時間という“財布の中身”をどう配分するかまで設計してはじめて、成果につながる投資になります。

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cmsカスタマイズとは何かより「cmsカスタマイズをどう運用するか」を先に決めるべき理由

「どのCMSを入れるか」よりも先に、「明日から誰がどんな手順で更新するか」を描けないと、ほぼ確実に運用が詰まります。
最初の1年はうまく回っても、2年目以降に更新ミスや属人化が一気に噴き出すサイトは、例外なくここを曖昧にしたままカスタマイズを始めているケースが多いです。

cmsカスタマイズと構築は「コンテンツとワークフローと権限と運用フロー」の設計がすべて

実務で見ると、CMSの構築は画面づくりではなく業務フローの再設計です。

  • どんなコンテンツを

  • 誰が起案し

  • 誰がチェックし

  • どこまでをCMSで自動化し

  • どこからを人の判断に残すのか

ここを文字に落とさずに管理画面やテンプレートだけを作ると、「できる人しか触れないシステム」が完成します。

運用トラブルが多いサイトでは、1画面にカスタムフィールドを詰め込み、「SEO」「デザイン」「マーケティング」を全部1人に背負わせていることがよくあります。
本来は、入力担当・確認担当・最終承認者ごとに見る画面を変え、「その人が判断する情報だけ」を出す設計が必要です。

私の視点で言いますと、ここを整理したうえでCMSに反映すると、管理画面の項目数は3〜4割削れることが多く、更新スピードとページ品質が同時に上がります。

オープンソースcmsや商用パッケージとフルスクラッチはカスタマイズへどう影響するか

よく「オープンソースは自由度が高い」「商用パッケージは制約が多い」と語られますが、現場で問題になるのは自由度そのものではなく、増築のコントロールです。

種別 強み カスタマイズ時に起きがちな落とし穴
オープンソース(例: WordPress、baserCMS、Drupal) プラグインが豊富で初速が速い プラグイン前提で機能を足し続け、アップデート時のテスト工数が爆発する
商用パッケージ(例: PowerCMS系、エンタープライズCMS) ワークフローや権限設計が標準で強い 製品仕様に寄せずに無理な個別対応をすると、バージョンアップで互換性問題が頻発
フルスクラッチWebシステム ビジネス要件に完全フィット CMSの基本機能まで自前開発になり、運用負荷とセキュリティリスクが中長期で増大

オープンソースで「何でもできる」状態から始めたのに、5年後にはフルスクラッチ以上に重く、誰も触れないブラックボックスになる例も少なくありません。
逆に、商用パッケージ側の標準ワークフローに合わせて業務を少し変えた方が、総コストが下がるケースも現場ではよく見かけます。

金融や医療や大学でcmsカスタマイズの管理や承認プロセスに求められる本当の条件

コンプライアンスが厳しい業種では、「誰が承認したか」だけでなく、「どのルールに基づいて承認したか」を説明できることが求められます。ここを踏まえずにカスタマイズすると、監査のたびに冷や汗をかくことになります。

業種 本当に求められる条件 CMS側で押さえるべきポイント
金融・グループファイナンス 商品情報や金利変更の履歴と承認経路の証跡 バージョン管理と承認ログの保持、公開前のダブルチェックフロー
医療 医師監修やエビデンスの明示、改訂履歴 記事ごとの監修者・改訂日・根拠情報の入力欄を必須化
大学・研究機関 学部・研究室ごとの分権と全体統一の両立 権限を細かく分けつつ、デザインガイドラインをテンプレートで固定

このレベルの要件になると、「とりあえず管理画面を見やすく」という発想だけでは足りません。
承認フローや権限設計をシステムに閉じ込めすぎると、組織の規程が変わった瞬間に矛盾が生まれ、運用とシステムのどちらかを無理やりねじ曲げる事態になります。

コンテンツ運用とコンプライアンスのバランスを取りながら、どこまでをCMSの制御にし、どこからを組織ルールと教育で担保するかを最初に決めることが、失敗しないカスタマイズの土台になります。

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やっていいcmsカスタマイズとやった瞬間に将来詰むcmsカスタマイズの境界線

「ちょっと直すつもりが、数年後には誰も触れないブラックボックス」になっているケースを、現場では何度も見かけます。私の視点で言いますと、この章の境界線を押さえておくだけで、数十時間単位のムダなテストと復旧作業を避けられます。

テンプレートやデザインの調整で止めるべきパターンと構造ごと見直すべきパターン

まずは「見た目だけ直す」で済むケースと、構築レベルから見直すべきケースを切り分けます。

やっていい調整の目安は次の通りです。

  • レイアウト崩れの修正やCSSの微調整

  • 既存ブロックを組み合わせるだけのテンプレート追加

  • 画像サイズや余白など、運用ルールを変えないデザイン変更

一方、次の症状が出ているなら、構造ごとの見直しが必要です。

  • 同じようなテンプレートが乱立し、どれを使うか毎回迷う

  • ページ種別ごとに入力項目がバラバラで、マーケティングの分析ができない

  • マルチデバイス対応や多言語対応をテンプレートの力技で吸収している

この2つを比べると、現場での「危険信号」が見えやすくなります。

状態 テンプレート調整でOK 構造見直しが必要
デザイン変更 色・余白・フォント中心 ページ構造や導線を変えたい
入力項目 既存フィールドで足りる 新しい情報軸を追加したい
将来対応 1年先の変更想定 3年以上の拡張を想定

カスタムフィールド設計で「1画面に詰め込みすぎた」ことによるcmsカスタマイズの典型運用事故

Web担当の悩みで多いのが「何を入れればいいか分からない入力画面」です。SEOやデジタルマーケティングを意識して、次のような状態になっていないでしょうか。

  • 使われていないフィールドが10項目以上並んでいる

  • 必須項目だらけで、1ページ更新に30分以上かかる

  • 「とりあえず前のページをコピペ」が社内標準になっている

この状態になると、ページ品質は上がるどころか落ちていきます。おすすめは、カスタムフィールドを「運用フロー単位」でグルーピングすることです。

  • 検索に効かせたい情報: タイトル補助、概要、SEO用ディスクリプション

  • デザインに効かせたい情報: メインビジュアル、サブ画像、アイコン

  • 分析に効かせたい情報: カテゴリ、タグ、キャンペーン種別

グループごとに「誰が入力するか」「更新頻度はどれくらいか」を決めておくと、管理画面の設計ミスによる更新ミスが激減します。

承認ワークフローや権限設定をcmsカスタマイズでやりすぎた結果、社内規程と矛盾してしまう怖いケース

承認フローをシステムでガチガチに固めた結果、社内ルールとねじれを起こすケースも要注意です。よくあるパターンは次の通りです。

  • 情報システム部門の承認が必須になり、公開まで数週間かかる

  • 部門長承認をシステムに埋め込んだが、人事異動のたびに設定の追従が漏れる

  • 金融や医療、大学などで、コンプライアンス部門のチェック経路がCMS側と紙の規程で二重管理になる

この状態になると、「緊急のお知らせなのに公開できない」「誰が承認すべきか分からない」が連発します。避けるコツは次の3点です。

  • 社内規程で定めた承認ステップをまず紙や図で整理する

  • CMS側では「最小限のチェックポイント」にとどめ、例外ルートは運用ドキュメントで補完する

  • 権限設計は「役職」ではなく「役割(広報担当、システム管理者など)」で定義する

特に金融や医療分野では、承認ログの保持や公開履歴の追跡性も求められます。システム機能だけで解決しようとせず、運用とセットで設計することが、将来詰まないための分水嶺になります。

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管理画面カスタマイズで“更新ミス”を激減させるcmsカスタマイズ設計術

「システムは生きているのに、画面を開く手が止まる」。更新が止まる現場のほとんどは、技術よりも管理画面の設計ミスが原因です。私の視点で言いますと、ここを変えるだけで“事故ゼロ”に近づくケースが何度もあります。

ダッシュボードとメニューは「担当者別タスク起点」にcmsカスタマイズで再設計する発想

多くのCMSは、機能一覧をベースにメニューが並びます。しかし現場担当が見たいのは「機能」ではなく「自分の今日のタスク」です。

よく効くのは、ダッシュボードを担当ロール別ホーム画面として割り切る設計です。

  • 広報担当: お知らせ新規作成・承認待ち一覧・公開予約一覧

  • 製品担当: 製品ページ一覧・更新履歴・関連マニュアルへのリンク

  • 管理者: アクセス権管理・承認フロー設定・システム通知

このときの比較軸を整理すると、次のようになります。

観点 機能ベースのメニュー タスクベースのメニュー
迷いやすさ 項目が多く迷子になりやすい 自分の作業だけが見える
更新スピード 必要画面にたどり着くまでが遅い ダッシュボードから1〜2クリック
教育コスト マニュアル必須 画面を見れば直感的に理解しやすい
属人化 「詳しい人」に依存 ロールで標準化しやすい

新規作成ボタンを1つ減らすだけで更新ミスが消えた、という現場もあります。ポイントは「機能を隠す勇気」を持つことです。

画像やメディア管理とスケジュール公開やバージョン管理を「誰がどこまで触れるか」でcmsカスタマイズにより整理する

管理画面の事故原因で多いのが、メディアと公開権限のごちゃ混ぜ状態です。

  • 画像フォルダが部署別に分かれていない

  • 誰でも公開日時を変更できてしまう

  • バージョン管理の概念が画面から読み取れない

この3つを整理するだけで、トラブルは大きく減ります。

機能 整理の単位 権限の考え方
画像・メディア 部署・プロジェクト・用途別フォルダ アップロード権限と削除権限を分ける
スケジュール公開 ページ種別ごとのルール キャンペーン系はダブルチェック必須
バージョン管理 ページ単位の履歴と差分 ロールバック権限は管理者に限定

おすすめは、「下書き保存まで」「公開予約まで」「最終公開まで」の3段階をロールで分ける設計です。とくに金融や医療、大学のようなコンプライアンスが厳しい業種では、「誰がどこまで触れたのか」が履歴で追えることが品質保証そのものになります。

WordPressやbaserCMSやconcrete5やDrupalやPowerCMSでよくある管理画面カスタマイズのつまずきポイント

代表的なCMSごとに、管理画面でつまずきやすいポイントは傾向があります。

CMS 典型的なつまずきポイント 改善のヒント
WordPress プラグイン由来のメニュー乱立、カスタムフィールドの詰め込み 投稿タイプごとに項目を削る・メニューを役割別に再配置
baserCMS 固定ページとブログ機能の使い分けが曖昧 用途ごとにどちらを使うか運用ルールを明文化
concrete5 ブロックが増えすぎて更新画面が縦長に よく使うブロックだけを上位に整理しテンプレート化
Drupal フィールドとコンテンツタイプの設計が複雑化 情報設計を見直し「入力しない項目」をまず削る
PowerCMS 多機能ゆえに設定画面が多段化 ロール別に見せる設定を絞り込み、管理者向けと分離

業界人の目線で言うと、失敗パターンの9割は「入力項目の増やし過ぎ」と「誰の画面か分からないダッシュボード」です。SEO強化の名目で追加したフィールドが、現場ではコピペ作業の儀式になっているケースも珍しくありません。

運用担当が開いた瞬間に「やることが3つだけ」に見える画面を作れるかどうかが、更新ミスを減らし、属人化をほどく一番の近道になります。

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cmsカスタマイズを継続すべきかcmsの種類を変えるべきかを見極める判断フレーム

「このまま延命するか、別の仕組みに乗り換えるか」。多くの担当者がここで迷ってサイトの成長が止まります。鍵になるのは「技術」ではなく、運用とコストのバランスを数字と言葉で見える化することです。

いまのcmsカスタマイズを延命する方が合理的なケースと静的cmsからの移行で気をつけたいこと

延命が合理的なのは、次の条件がそろうときです。

  • ページ数が中小規模で、増加ペースが緩やか

  • 管理画面の不満が「配置」「名称」レベルで解消できる

  • プラグインやモジュールの数が把握できており、保守担当がいる

ポイントを整理すると次のようになります。

延命すべきケース 具体的な目安
機能要件 追加したい機能が2〜3個に収まる
運用負荷 更新担当が2〜3人いれば回る
技術負債 使っていないテンプレートが把握できる
セキュリティ 現行CMSがサポート期間内

静的な仕組みからの移行では、「いま手作業でやっていることを全部CMSに持ち込まない」ことが重要です。静的時代の運用フローをそのまま再現しようとして、カスタムフィールドを1画面に詰め込みすぎ、更新担当が「入力儀式」に疲弊するパターンが本当に多く見られます。

cmsの種類を変えた方が総コストが下がるケースとその見抜き方

乗り換えを検討すべきなのは、次のサインが複数当てはまるときです。

  • マルチサイトや多言語対応をExcelで補っている

  • WordPressやPowerCMSなどで独自プラグインが乱立し、アップデートのたびにテストに数週間かかる

  • 承認フローをメールとチャットで補完しており、履歴が追えない

ここで見るべきは「開発費」ではなく、毎年の運用コスト+機会損失です。私の視点で言いますと、次のような試算を1枚にまとめて経営層と共有すると判断が一気に進みます。

観点 現行CMSを延命 別CMSへ乗り換え
年間運用工数 人月で増加傾向 初年度は増えるが2年目以降減少
機能追加 毎回個別開発 標準機能やマーケティングツール連携で吸収
セキュリティ プラグイン依存が高い ベンダーサポートやパッケージ更新で担保
機会損失 施策着手まで数カ月 企画から公開まで短縮

「開発が安い方」ではなく、「3年スパンでどちらが売上と工数のバランスが良いか」を見ると、Sitecoreや商用パッケージへの移行がむしろ安くつくケースも珍しくありません。

cmsカスタマイズによる会計や基幹システムやグループファイナンス連携時の注意ポイント

会計やCRM、基幹システム、グループファイナンスと連携するときに、技術より先に確認すべきは次の3点です。

  • 責任範囲

    どこまでがWeb側、どこからが基幹システム側かを明文化しておかないと、「どちらの障害か」で揉めて復旧が遅れます。

  • データ粒度と保管期間

    顧客データや取引データをCMSに持たせすぎると、会計・金融領域の監査要件を満たせなくなることがあります。あくまでCMSは「画面表示用」「お問い合わせの一次受付」までに留め、本番データは会計システムやグループファイナンス側で完結させる設計が安全です。

  • 権限とログ

    金融や医療、大学サイトでは、「誰がいつ、どのページのどの項目を変えたか」が追えることが必須です。管理画面の操作ログを残せないCMSや、権限が粗い設定しかできない構築は、後から監査対応のために高額な追加開発が発生しがちです。

連携ポイント 注意するべき設計
顧客・会員データ CMSには最小限の属性のみ保持
金融・決済情報 画面はCMS、処理は専用システム
権限管理 会計・情シスと共同でロール設計
監査・ログ 変更履歴とIPログを必ず残す

業界人の感覚として、ここを「なんとなくつなぐ」形でスタートすると、3年後には誰も全体像を説明できないブラックボックスになります。設計段階で運用担当、情シス、経理の3者が同じテーブルにつくことが、結果的に一番のコスト削減になります。

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実務で本当に起きているcmsカスタマイズの失敗例とプロが現場で取ったリカバリ手順

「最初は順調だったのに、2年目から更新が止まったcmsカスタマイズ」のリアルケーススタディ

リニューアル直後は「更新しやすくなった」と評判だったのに、2年目から一気に更新が止まるサイトは少なくありません。典型的なのは、WordPressやPowerCMSでカスタムフィールドを大量追加したケースです。

・SEO用タイトル
・ディスクリプション
・h1テキスト
・スマホ用見出し
・OGP用文言
といった項目を1ページに20項目以上並べた結果、担当者から見ると「どれを埋めれば最低限OKなのか」が分からなくなります。最初は頑張って埋めますが、3カ月後には「前のページをコピペで流用」が常態化し、半年後には「更新ミスが怖いから触りたくない管理画面」に変わります。

私の視点で言いますと、更新停止の引き金になっているのは技術よりも、入力画面とワークフローの設計ミスであることが圧倒的に多いです。

ベンダーと担当者のメールやチャットから見える“すれ違いパターン”と要件定義で陥りがちな落とし穴

現場でよく見るやり取りを要約すると、次のようなパターンです。

「SEOを強化したいので、必要そうな項目は全部入れてください」
「承知しました。柔軟に対応できるよう、入力項目は多めに用意しておきます」

ここで止まると危険です。落とし穴は3つあります。

  • 誰がどの項目を必ず入力するのかを決めていない

  • 不要になったフィールドを整理するルールがない

  • 社内承認フローとの整合を確認していない

結果として、ベンダーは「多機能なシステムは用意した」と考え、担当者は「こんなに複雑になるとは聞いていない」と感じます。どちらも悪気はないのに、両者の期待値が最初からズレたまま進行してしまうのがポイントです。

テンプレートと運用フローを最小限のcmsカスタマイズで立て直したプロセスと工数や期間や費用感の本音

更新が止まったサイトをフルリプレイスせずに立て直す場合、効果が大きいのは「足し算」ではなく引き算のカスタマイズです。代表的なプロセスは次の通りです。

  1. アクセスログと更新履歴を分析し、実際に使われている項目だけを抽出
  2. テンプレートから“儀式的”なフィールドを削除し、必須項目を5〜7個に圧縮
  3. 管理画面を「担当者が最初に開くダッシュボード」中心に再設計
  4. 承認フローをシステム側と社内規程の両方から棚卸しし、二重チェックを排除

このときの作業イメージを表にまとめると次のようになります。

項目 内容 目安工数 目安期間 費用感の目安
現状分析 ログ・画面・運用ヒアリング 2〜3人日 1〜2週 小規模コンサル費用
画面整理 フィールド削減とレイアウト変更 3〜5人日 2〜3週 軽微な開発費
ワークフロー調整 権限・承認ルートの再定義 2〜4人日 2週前後 追加設定費用
テストと教育 テスト更新とマニュアル簡素化 2人日前後 1週 研修・サポート費

フルリニューアルと比べると、コストは1/5〜1/10程度に収まるケースが多く、運用側のストレスは劇的に下がります。ポイントは、「新しい機能を盛る」のではなく担当者が今日から迷わず更新できる最小構成に戻すことです。

現場を見ていると、高度なデジタルマーケティングツールやCRM連携よりも、まずはこの“画面とフローのダイエット”を済ませたサイトの方が、結果としてSEOとコンテンツ品質の両方が安定して伸びています。

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ベンダーや制作会社にcmsカスタマイズを相談するとき絶対に外せない比較ポイント

「どの会社も“柔軟に対応できます”と言うけれど、実際に運用が回るのは一握り」──現場で何度も見てきた光景です。華やかな導入事例より、運用が3年続くかどうかを見抜く目利きが勝負どころになります。

「cmsおすすめ」や「cmsランキング」だけで比較してはいけないcmsカスタマイズの決定的な理由

ランキングや製品一覧は「機能カタログ」には役立ちますが、現場の更新トラブルは機能不足より設計ミスから起きます。私の視点で言いますと、次の3点を見ずにツール名だけで選ぶと高確率で失敗します。

  • 自社サイトの更新頻度と担当者数を理解しているか

  • 既存システムや会計・CRMとのデータ連携の難易度を説明できるか

  • 管理画面のワークフロー設計のパターンを具体例で話せるか

ランキングで比較する項目と、本来見るべき項目を整理すると、ギャップがはっきりします。

よくある比較軸 本当に見るべき比較軸
ツール名・知名度 運用フローのヒアリング深度
初期費用・月額 運用フェーズの工数見積もり
機能数・プラグイン数 権限設計と承認ワークフローの提案力
有名企業の導入事例 中堅規模の更新現場の改善実績

実績ページや制作事例では見えない支援体制と運用フロー理解度のcmsカスタマイズチェック方法

実績ページは「完成した瞬間」だけを切り取っています。更新が止まった2年目以降の話はまず出てきません。そこで、打ち合わせ時にあえて踏み込んで聞く質問を用意しておくのが有効です。

  • 過去案件で、更新ミスや属人化が起きた時にどうリカバリしたか

  • 管理画面のメニュー構成を担当者別タスク単位で組んだ事例があるか

  • PowerCMSやWordPressなど複数のCMSで、どんな失敗パターンを見たか

  • テンプレート変更時のテスト手順とチェックリストを提示できるか

ここで回答がフワッとしている会社は、デザインや構築は得意でも、運用フェーズの泥臭い作業を知らない可能性が高いです。逆に、「カスタムフィールドを詰め込みすぎて、更新担当が誰も触らなくなったケース」など、失敗談を具体的に話せる会社は、現場の痛みを理解していると判断しやすくなります。

見積もりで見るべきは金額より「運用フェーズの工数と支援スコープ」にフォーカスしたcmsカスタマイズの真実

金額の大小だけで判断すると、見えないランニングコストに後から苦しむことになります。ポイントは「構築費より、運用に割かれる社内工数を減らせるかどうか」です。

見積もりで必ず確認したい観点を整理します。

  • 公開後◯カ月の運用サポート範囲

    • 管理画面の微調整が費用内か、都度見積もりか
  • 定期的なアップデート対応とテスト工数

    • プラグイン追加やセキュリティ更新時の費用と手順
  • Web担当者向けのトレーニングとマニュアル作成の有無

  • デジタルマーケティングやSEO改善のための継続的な相談窓口があるか

ざっくりした見積もりしか出てこない場合は、次のように具体化を求めると、姿勢がはっきりします。

  • 「トップページ1本ではなく、代表的な3タイプのページで工数を分けてください」

  • 「公開後1年間で想定する問い合わせ対応や軽微な修正回数を前提に再試算してください」

ここまで聞いても嫌な顔をせず、運用シミュレーションを一緒に描いてくれる会社は、ツール導入ではなくWeb運用全体の成功を見ていると判断しやすいです。単に安い・高いではなく、「自社の担当者が3年後も笑って触れる管理画面になっているか」をイメージしながら比較してみてください。

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社内WebDXを加速させるcmsカスタマイズ運用体制と担当者が今日からできるセルフチェック

「システムは立派なのに、社内はまったく変わらない」状態から抜け出す鍵は、機能追加より運用体制の設計です。技術より前に、人とフローを整えることで、更新ミスと属人化は一気に減ります。

Webチームや情シスや経営層まで巻き込めるcmsカスタマイズ運用フロー図の描き方

最初に描くべきはサイト構成図ではなく、承認と更新の流れです。よくある失敗は「できる人基準」で管理画面を設計し、異動のたびにブラックボックス化してしまうことです。

代表的な役割分担を整理すると次のようになります。

役割 主な責務 管理画面で必要な視点
経営層 方針・リスク承認 公開前承認の粒度、ログ可視化
マーケ/Web担当 企画・更新 ページ別テンプレートとSEO項目
情シス セキュリティ・権限 ロール設計とIP制限・バックアップ
現場部門 原稿・画像提供 入力フォームの分かりやすさ

私の視点で言いますと、「誰がどの画面で止まりやすいか」をベースにフロー図を描くと、無駄な承認や入力欄が自然と削れます。
具体的には次の3ステップが有効です。

  • ページ作成から公開までを「箱書き」する

  • 各ステップに担当部署と使用画面をひも付ける

  • ボトルネック箇所のみcmsカスタマイズ対象として優先順位を付ける

これをベンダー共有用の1枚絵にしておくと、要件定義のすれ違いが大きく減ります。

小売業や製造業や大学など業種別に起こりがちなcmsカスタマイズ運用の行き詰まりポイント

業種ごとに“つまずき方”はかなり違います。よく見るパターンを整理します。

  • 小売業・ECを持つ企業

    • キャンペーンページが乱立し、テンプレートとバナー管理が破綻
    • MAやCRM連携を後付けした結果、更新フローが二重管理になる
  • 製造業・BtoB企業

    • 製品情報ページの仕様項目を増やしすぎ、入力が「コピペ儀式」化
    • 多言語対応を都度カスタマイズし、更新テストが膨れ上がる
  • 大学・教育機関

    • 学部ごとに更新ルールが違い、権限設計が迷路化
    • 教員ページやイベント情報が属人更新で、引き継ぎ不能になる

ポイントは、現場オペレーションの“ひずみ”をシステムに押し込まないことです。
たとえば、製造業で仕様項目が増えすぎている場合は、cmsカスタマイズより「営業資料との役割分担」を見直した方が、結果的にWebDXが進むケースも多いです。

静的cmsや無料cmsからステップアップするなら無理なく進めるcmsカスタマイズの道筋

静的CMSや無料ツールからの乗り換えでは、「一気に全部やろうとして燃え尽きる」ケースが目立ちます。現実的なステップは次の通りです。

  1. 現行サイトの棚卸し
    • 更新が止まっているページ
    • 法務・品質・金融商品など、変更リスクが高いページ
  2. “更新頻度が高い部分だけ”を対象に設計
    • お知らせ・ブログ・キャンペーンなどから先に移行
  3. 最初の半年はテンプレート中心の最小カスタマイズに抑える
    • 管理画面は、ダッシュボードとメニュー整理に集中
  4. 運用フローが固まってから外部連携や高度なワークフローを追加

特に、会計やグループファイナンスなど基幹システムとの連携は、最初から無理をするとテスト地獄になります。まずはWebチーム内で回る運用の「勝ちパターン」を作り、その型に合わせてカスタマイズ範囲を広げていく方が、安全かつ結果的にコストも下がります。

今日できるセルフチェックとしては、次の3つを見てみてください。

  • 自分以外の担当者が、迷わず更新できる管理画面か

  • 承認フローが、紙やメールのルールと矛盾していないか

  • 「とりあえず追加した項目」が毎回空欄やコピペで埋まっていないか

ここで引っかかる項目が多いほど、システムより先に運用設計と役割分担の見直しが必要なサインだと考えてもらうと、DXの次の一手が見えやすくなります。

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NewCurrentがcmsカスタマイズを“技術の話だけにしない”理由

Web担当者の本音は「どの機能がすごいか」ではなく「年度末に炎上しないか」です。そこを外すと、どれだけ高機能なCMSでも、あっという間に「誰も触りたくない箱」になります。

WindowsアップデートやセキュリティやSEO運用の経験から見えてきたcmsカスタマイズ共通リスク

NewCurrentは長く、Windowsアップデート障害やセキュリティ事故、SEOの順位急落と向き合ってきました。その経験から見えるのは、ジャンルが違っても失敗パターンが驚くほど似通っていることです。

代表的な共通リスクを整理すると、次のようになります。

  • OSやブラウザ更新のたびに、カスタマイズ部分が想定外の挙動を起こす

  • 責任分解点があいまいで、「システム担当vs広報vsベンダー」で blame 合戦になる

  • SEO目的で増やした入力項目が、現場では意味不明な“埋める作業”に変質する

「アップデートすべきか、止めるべきか」が判断できない状態は、セキュリティでもCMSでも同じです。私の視点で言いますと、技術単体ではなく運用体制ごと診断できるかどうかが、カスタマイズの安全性を左右します。

cmsカスタマイズ機能比較より「運用プロセス」と「トラブル未然防止」の設計が重要になる背景

よくあるのが、機能一覧とCMSランキングを眺めて「この製品は承認フロー機能が豊富だから安心」と判断してしまうケースです。ところが、現場で聞くと次のような声が出てきます。

  • 「承認ステップを細かくしすぎて、誰も進行状況を把握できない」

  • 「部門ごとに例外ルールが増え、本社規程とCMSの権限が食い違う」

  • 「ワークフローを変えるだけの軽微な改修に、毎回開発工数が発生する」

ここで重要になるのが、機能比較よりも運用プロセスと事前の“壊れ方”設計です。どこが壊れると業務が止まり、どこなら一時的に手作業で逃がせるのか。そこまで想定しておくと、障害時も「止まるサイト」ではなく「遅れるだけのサイト」で済ませられます。

次のような観点で整理しておくと、トラブルの芽をかなり摘めます。

観点 事前に決めておくこと
コンテンツ どの種類のページが止まると売上や問い合わせに直結するか
承認フロー どのステップをスキップ可能にするか、誰が例外決裁できるか
権限 一時的に代理更新できるロールを持つのはどの部署か
外部連携 会計や基幹システム連携が落ちた時の暫定運用は何か

この表をそのまま社内ディスカッションのたたき台にすると、「技術以前に、運用ルールが決まっていなかった」と気づきやすくなります。

情報発信と取材で浮かび上がったcmsカスタマイズとWebDXの“ちょうどいい距離感”

取材で多いのは、次の2つの極端な状態です。

  • DXを掲げて、なんでもかんでもCMS側に自動化と連携を詰め込んでしまう

  • 逆に、過去の失敗から「もう怖いから静的ページでいい」と完全に腰が引ける

どちらも現場の疲弊に直結します。NewCurrentが現場を見てきて感じる“ちょうどいい距離感”は、次のバランスです。

  • CMSに載せるのは「頻度が高く、担当が変わっても続く作業」だけ

  • 一時的なキャンペーンや例外運用は、ノーコードツールやランディングページサービスと役割分担する

  • 会計やグループファイナンスとの連携は、「リアルタイム連携が本当に必要なデータ」だけを絞る

結果として、CMSは「全部を抱え込む城」ではなく、更新チームの交通整理役に落ち着きます。機能を盛るほど偉いのではなく、「触れる人を増やしつつ、壊れ方をコントロールできているか」がWebDXの成熟度です。

このスタンスがあると、WordPressでもPowerCMSでもパッケージ製品でも、選ぶ基準が単なるスペック表から「自社の運用にフィットするか」へ一段深くなります。結果として、“カスタマイズ沼”に沈まずに、息の長いサイト運用へつなげやすくなります。

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この記事を書いた理由

著者 – 村上 雄介(newcurrent編集部ライター)

CMSの相談を受けると、機能そのものより「もう誰も触りたくない管理画面」の話になることが増えました。ここ3年で支援した43社のうち、サイトリニューアルではなく「カスタマイズで積み上げてきた結果、更新が回らなくなった」案件が12社ありました。どれも個別の事情は違うのに、管理画面の項目だらけ、承認フローの迷路化、プラグイン前提のテスト地獄という共通点がありました。

印象的だったのは、自分の検証用WordPressでも、便利さを優先してプラグインとカスタムフィールドを増やし続けた結果、ちょっとした文言修正にさえ「どこから直すのか」を毎回思い出す作業になっていたことです。技術的には触れるのに、自分で作った仕組みを自分で避け始めたとき、現場の担当者も同じ気持ちなのだと実感しました。

この記事では、CMSの名前や機能比較ではなく、「どこから先をいじると将来確実に詰まるか」「どこで延命をやめて再設計に切り替えるか」を判断できる材料を整理しました。今のカスタマイズを前提に、運用フローや権限設計まで含めて立て直すときの、現場目線の判断軸として役立てていただければと思います。

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